古来の整体術は、一つの患部に対して、あらゆる療術を用いて治すことが本来の整体であった。それが現在では、治療において、一つの技法しか用いられていない事が多いと思われる。

人間の身体は大きく分けると、骨格、筋肉、腱、内臓類、皮膚組織で形成されている。
身体を整える場合、根本である骨格を整え、その骨を動かすために起主・付着された筋肉の両端の腱、そして、筋肉を正しく整える事が重要であり、そのことにより内臓の位置も自然と整えられるものである。

上記に述べたように、治療の際には、まず骨を整え、腱の位置を正しくし、筋肉を整え、気功を用いて全てのバランスを良くするといったような、患部を“核”とすれば平円の治療ではなく、全ての術を用いた“球”の治療法を用いなくては、完全に治療したとは言い切れない。

この全ての技法を用いて治療を行なうのが高掌流療術である。